神奈川県・一般病院・専門病院・大学病院
(聖マリアンナ医科大学病院・横浜市西部病院・川崎市立多摩病院)
主な仕事は赤ちゃんの全身状態を観察することです。赤ちゃんの検温を行い、モニターの表示などを確認し、わずかでも状態に変化があるときにはすぐ医師に報告し指示をあおぎます。処置が必要なときには医師が行い、看護師は処置の介助に付き赤ちゃんを落ち着かせ、なるべく苦痛なく安全に行えるようにしています。他には点滴・呼吸器の管理や母乳・ミルクを与えること、おむつ交換などを行なっています。
入院から1ヶ月ほど経ち、状態が安定してきた赤ちゃんが医師から抱っこの許可を得て、閉鎖式保育器の外でお母さんが初めて抱っこを行った場面です。抱っこした際、お母さんは流を涙されていました。NICUにいる赤ちゃんとご家族と分離状態にあり、寂しい思いや不安を感じ、特に母親は自責の念を抱いています。その関係をつなぐ助けも看護師の役割の一つであることに改めて気付かされました。
赤ちゃんは自分の意思を言葉で表現できないので、ささいなバイタルサインの変化などを他のスタッフに相談し、医師に報告をし、異常を早期発見、対応をすることです。
インターンシップでNICUを見学した際に、面会ノートというものを見て感動したからです。出生後すぐ赤ちゃんがNICUへ入院し、ご家族が常に赤ちゃんの側にいることはできないため普段の赤ちゃんの様子や成長を写真に撮って面会ノートに載せたり、ご家族が直接言えない不安なことや質問、思いなどを書いてスタッフとの交換ノートのような役割もしています。私もここでご家族に寄り添った看護をしたいと思い志望しました。
私は、自身のやりたい看護がその病院でできるかどうかという点です。看護師の仕事は常に勉強が必要ですが、勉強したことによってできた看護にやりがいを感じ、また改めて頑張ろうと思えます。他には、インターンシップなどで職場の雰囲気を感じておくことも大切だと思います。実際に今の職場の雰囲気は明るく、熱心に優しく教えて下さる先輩や、同期がいるので楽しく仕事ができています。