東京都・一般病院・大学病院・精神科
私は、大学時代の実習で八千代医療センターの小児科を初めて訪れました。実習で困ったとき、先輩看護師の関わりが印象的でした。
当時の目標は「子どもの気持ちに寄り添った看護」をすることでしたが、1人の子どもが泣いてしまった時、その子の気持ちがわからず、声かけも満足にできなかったのです。
困っていた私を見て、先輩看護師が駆け寄り、泣いている子どもに話しかけると、たった一言で子どもは泣きやみ笑顔になりました。その時の先輩看護師の子どもに合わせた目線や、気持ちを大切にしている姿がとても印象的でいまでもはっきりと覚えています。
現在は、希望していた小児科に勤務しています。まだ看護師としては未熟な私は、たくさんの先輩に指導して頂きながらも、毎日楽しく働いています。入院したばかりの子ども達は、不安から看護師がそばに寄るだけで機嫌が悪くなり泣き出してしまう子が多く、困っているご家族が多くいらっしゃいます。
だからこそ、日々の関わりではどんなに忙しくても病室に入るときは笑顔でいるよう心がけています。
接する時は子ども達の目線にあわせること。たくさんの気づきがあると共に、ぐっと距離が近づいて笑顔も見れたりと、それだけで本当に嬉しくなります。子ども達やご家族が何を考えているか、どうして欲しいのか、できるだけ希望にそったケアができるよう常にアンテナを張りつづけ、今後も成長していきたいです。
退院時の元気になった子どもとそのご家族の溢れる笑顔こそが、私がまた頑張れるパワーの源です。