東京都・大学病院
通っていた大学と看護の理論が同じで、先生方の中にも慈恵に就職されていた方々がいらっしゃって、就職前から話を聞くことができていた。素晴らしい大学で学んだことを就職しても生かせる環境はここだと思って希望しました。
働く前は、新人教育や看護理論に意識が向いていましたが、働き始めた今は、先に述べたことに加えて、働き手が気持ちよく働ける環境(拘束時間、福利厚生、出勤と休日のバランス、設備等)の大切さが見えてきました。「看護を提供する私たちの心と体が常に良い状態でないと良い看護はできない」と聞いていましたが、今は本当にそうだなと思います。
小児科病棟で、主に幼児~学童期・思春期の子どもたちへ看護を提供しています。小児の特長として、脳、消化器、血液、骨、代謝など様々な分野の病態があり、その1つ1つの特長を知り、必要な検査や治療が安全に受けられるよう支援しています。病態を捉えるところからとても苦労しますが、子どもたちが良くなっていく姿や笑顔を見るだけでとても癒され、「また頑張ろう」と元気をもらえています。
仕事を始めると、ついつい「やらなければいけないこと」に目が向いて、自分は全然看護できていないと思うことが続きます。でも半年たつと、少しずつではありますが、「この子にはこうしてあげた方がお薬飲めるな」などと考えることができるようになり、上手くいくことも増えてきます。看護師の道のりは本当にとっても長いけど、少しづつでも成長することに意味があるので、前向きに頑張りましょう。